相続放棄とは?相続放棄の手続きの流れと注意点を詳しく解説します!

相続手続き完全ガイド

こんにちは、「相続手続きガイド」のブログを執筆している司法書士の久我山左近です。

相続が起こった場合には、相続人は亡くなった方の相続財産を受け継ぐことができますが、必ずしも相続財産を引き継ぐ必要はありません。

カワウソ竹千代

お父さんが亡くなったんだけど、めぼしい財産もないし、自宅に消費者金融から督促のハガキが届いたんだ!

久我山左近

価値がある相続財産がなくて、借金があるのであれば、相続放棄の手続きを考えた方がいいぞ!

カワウソ竹千代

相続放棄ってなに?相続放棄すると借金の返済はしなくてもいいの?

久我山左近

そうなんじゃ!今回の記事では相続放棄の手続きについて司法書士の久我山左近が詳しく解説するぞ!

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目次

相続放棄の実際の手続きの流れを司法書士が詳しく解説します!

司法書士法人ホワイトリーガル
相続放棄相談のページを少し見てみる!
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相続放棄相談のページを少し見てみる!

今回の記事では、相続放棄の実際の手続きについて、また相続放棄の注意点について司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします。

相続放棄の概要です。

カワウソ竹千代

借金を引き継ぎたくない場合には、相続放棄の手続きをすることはわかったんだけど、相続放棄について教えて欲しいな〜!

久我山左近

相続放棄とは相続の方法の一つになるんじゃ!ここからは相続放棄の特徴や注意点を詳しく解説するぞ!

相続放棄とは、相続手続きの1つの方法になります。
相続方法には、単純承認、限定承認、そして相続放棄という3つの選択肢があります。
そして、相続放棄は被相続人(亡くなった方)が持つプラスの財産もマイナスの財産も一切を引き継がない方法になります。
この方法を選ぶと、相続人は被相続人のプラスの財産だけでなく、借金などの負の財産もすべて引き継がなくてもよくなります。

カワウソ竹千代

相続放棄の意味はわかったんだけど、相続放棄するには決まった期限はあるのかな?

久我山左近

相続放棄は、被相続人が亡くなったことを知った日から3ヶ月以内に手続きを行う必要があるんじゃ!

相続放棄の手続きは、被相続人が亡くなったことを知った時から3ヵ月以内に家庭裁判所に対して申し立てを行う必要があります。
この期限内に相続放棄の申し立てを行わない場合は、単純承認を選んだとみなされますますので、借金などの負の財産があれば、それも引き継ぐことになります。
ただし、相続財産の調査などに時間がかかる場合は、家庭裁判所に対して相続放棄の期限を延長をすることが可能です。

相続放棄をすべきケースを解説します。

カワウソ竹千代

借金が多い場合は、相続放棄が有効だということはわかったんだけど、他にも相続放棄をした方がいい場合ってあるの?

久我山左近

相続人同士で揉めているようなケースも相続放棄でトラブルに巻き込まれるリスクを減らすことが出来るんじゃ!

相続が起きて相続財産があると様々なトラブルに発展する可能性があります。
例えば、相続人同士の意見の対立や、相続財産の分け方に関するトラブルなどが挙げられます。
相続放棄をすれば、相続人としての立場から解放されますので、親族間のトラブルに巻き込まれるリスクを回避することができます。

相続放棄の手続きの流れを解説します。

カワウソ竹千代

相続放棄の実際の手続きの流れを教えて欲しいな!

久我山左近

了解じゃ!ここから裁判所への相続放棄の手続きの流れを詳しく解説するぞ!

STEP
相続放棄をするか検討する(相続財産調査含む)

ご自身が相続する財産の内容を確認したうえで、相続放棄をするかどうかを検討します。

STEP
相続放棄の費用などを確認します

事前に相続放棄の費用を確認いたしましょう。

STEP
必要書類を集める

相続人の戸籍謄本や遺産分割協議書など、相続放棄に必要な書類を集めます。

STEP
相続放棄の申請書などを作成する

家庭裁判所に提出する相続放棄の申請書を作成します。

STEP
家庭裁判所で手続きを行う

相続放棄の申請書や必要書類を家庭裁判所に提出いたします。相続放棄の手続きは、基本的に郵送でも可能です。

STEP
相続放棄の効力が発生する

家庭裁判所での手続きが終わると、相続放棄の効力が発生し、相続人としての権利や義務から解放されます。

相続放棄の注意点を詳しく解説します。

カワウソ竹千代

相続放棄の手続きについて、他にも注意点はあるの?

久我山左近

相続放棄については、相続財産の処分がいけないといった、いくつか注意点があるので、ここから詳しく解説するぞ!

相続財産を処分等しない

相続放棄をする場合は、相続財産の処分をしてしまうと、相続放棄が認められなくなります。
なぜなら、相続財産を処分する行為は、相続を単純承認したとみなされるからです。

この相続財産の処分に関しては、単純に被相続人の口座にある預貯金を下ろして使ったケースなどはわかりやすいのですが、亡くなった方が所有していた自動車の保険を支払うこと、亡くなった方の入院費を被相続人の保険から支払うことなど、ご自身に意識がなくても相続放棄ができなくなる行為は多くありますので、充分に注意する必要があります。

相続放棄は撤回できない

一度相続放棄の手続きを取ると、相続放棄の撤回は基本的に出来ませんので、よく考えて相続放棄するかどうかの判断をする必要があります。
ただし、相続放棄の取り消しに関しては、可能なケースもありますので、当事務所のような専門家に相談いたしましょう。

相続放棄すると代襲相続も発生しません

相続人の子供や孫などに相続権が移ることを代襲相続といいますが、相続放棄をすることで、相続人の子供や孫への代襲相続も起きないことになります。

相続放棄は財産調査をしてから判断しても遅くありません

相続財産をしっかりと調査をすることで、相続財産の正確な価値や借金の有無などを把握して、適切な判断が可能になります。

相続放棄する場合には他の相続人にも知らせます

ご自身が相続放棄をする場合は、放棄した場合に順位が回ってくる相続人も相続放棄の手続きを検討する可能性が高くなります。
ですから、ご自身が相続放棄する場合には、他の相続人に対しても連絡する必要があります。

相続放棄の手続きのまとめです。

カワウソ竹千代

相続放棄はとても重要な手続きなので、正確な手順で行うことが大切だよ!

久我山左近

この記事を参考にして、正しく相続放棄の手続きを進めていくんじゃぞ!

相続放棄をする場合は、家庭裁判所への申述が必要であり、必要書類の収集や申請書の作成などを行う必要があります。
申述する際は、相続人ご自身で行うことも可能ですが、当事務所のような専門家のサポートを受けることを検討してみてはいかがでしょうか。

ここまでで、今回のブログ「相続放棄とは?相続放棄の手続きの流れと注意点を詳しく解説します!」のテーマについての解説は以上になります。

当サイトを運営する司法書士法人ホワイトリーガルでは、相続放棄に関する無料相談だけでなく、相続登記、家族信託といった相続全般に関しての無料相談を受け付けています。
ぜひ、お気軽に当事務所の無料相談を利用してお悩みの相続問題を解決していただきたいと思います。

カワウソ竹千代

相続の手続き関して、何か疑問点やご質問などがございましたら、当事務所までお気軽にご相談ください!

久我山左近

それでは、司法書士の久我山左近でした。

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